2019年08月15日
介護予防通所介護の最初の利用者は元床屋さん
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
事業対象者や要支援の方たちにも利用していただけるように「介護予防通所介護」の指定を受けて2か月。7月から事業対象者である方が利用してくれることになりました。と言っても、この方、すでにウチに通ってきてくれている利用者の旦那さんです。90を超えてまだまだ元気、奥さんの世話をしながら頑張っておられましたが、介護疲れも手伝い、生活機能の低下が見られるようになったため、申請をして事業対象者となられました。
初日、ご夫婦で来所された後、脳トレや軽いコグニサイズをしてもらいましたが、脳トレの計算問題はスイスイ、コグニサイズも初めてのぎこちなさはあるものの難なくこなされました。こうなると、認知症で要介護にある他の利用者と同じような流れで時間を過ごしてもらうのはふさわしくないかなとの考えが頭をもたげてきます。当人からも、多少「認知症の人と一緒にしないで」と言う感じのプライドも垣間見え、これにも配慮しながら個別ケアで対応していくしかないとの気持ちを強くしました。
そこで、脳トレや体操をひとまず置いて、社会性の回復に重きを置くことにしました。お父さんは元床屋さんです。十代からその道に入り70年を超えるキャリアをお持ちでした。「そうだ、床屋さんをお願いしてみよう」。
「次回来た時に、利用者や私の頭をやってくれませんか?」とお願いしてみると、目を嬉しそうに輝かせて、「いいですよ。さっぱりしてあげますよ」と快諾してくれました。
2回目の利用となった日。今でもピカピカに磨き上げられた自慢のはさみや櫛、剃刀などを持参した旦那さん。「さあ、早いとこやっちゃいましょう」とやる気満々です。そこで、同じ日に利用していた男性と私の二人の頭を散髪していただきました。道具同様、腕前も現役でした。「短くしていいですね」との問いかけに、「お願いします」と任せた私の頭は、旦那さんのしなやかなはさみ使いと引き換えに、人生で坊主頭の次くらいの短髪になりました。

事業対象者や要支援の方たちにも利用していただけるように「介護予防通所介護」の指定を受けて2か月。7月から事業対象者である方が利用してくれることになりました。と言っても、この方、すでにウチに通ってきてくれている利用者の旦那さんです。90を超えてまだまだ元気、奥さんの世話をしながら頑張っておられましたが、介護疲れも手伝い、生活機能の低下が見られるようになったため、申請をして事業対象者となられました。
初日、ご夫婦で来所された後、脳トレや軽いコグニサイズをしてもらいましたが、脳トレの計算問題はスイスイ、コグニサイズも初めてのぎこちなさはあるものの難なくこなされました。こうなると、認知症で要介護にある他の利用者と同じような流れで時間を過ごしてもらうのはふさわしくないかなとの考えが頭をもたげてきます。当人からも、多少「認知症の人と一緒にしないで」と言う感じのプライドも垣間見え、これにも配慮しながら個別ケアで対応していくしかないとの気持ちを強くしました。
そこで、脳トレや体操をひとまず置いて、社会性の回復に重きを置くことにしました。お父さんは元床屋さんです。十代からその道に入り70年を超えるキャリアをお持ちでした。「そうだ、床屋さんをお願いしてみよう」。
「次回来た時に、利用者や私の頭をやってくれませんか?」とお願いしてみると、目を嬉しそうに輝かせて、「いいですよ。さっぱりしてあげますよ」と快諾してくれました。
2回目の利用となった日。今でもピカピカに磨き上げられた自慢のはさみや櫛、剃刀などを持参した旦那さん。「さあ、早いとこやっちゃいましょう」とやる気満々です。そこで、同じ日に利用していた男性と私の二人の頭を散髪していただきました。道具同様、腕前も現役でした。「短くしていいですね」との問いかけに、「お願いします」と任せた私の頭は、旦那さんのしなやかなはさみ使いと引き換えに、人生で坊主頭の次くらいの短髪になりました。

2019年06月23日
せっちゃん家が新聞に載った!
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
梅雨入りして、体調を崩しがちな天気が続いている中、ビッグニュースが飛び込んできました。何と、せっちゃん家が新聞に載ったのです。「名前が載ったの?」って?違います違います。ちゃんとせっちゃん家の創業からこれまでの歩みにフォーカスした記事(なんと60行)が、6月22日付、読売新聞朝刊の地域版(31面)に掲載されたんです。
ことの発端は先月でした。「f-bizさんの㏋を見て連絡させていただきました。介護事業を立ち上げて頑張っている姿を取材させてほしいのですが」。こんな電話が読売新聞に記事を寄せているライターで元NHK静岡放送局キャスター渡辺弥生さんから事業所にかかってきました。
f-bizさんが、起業なんかでお世話した会社の情報をプレスリリースし、地元の新聞などマスコミに取り上げてもらう広報活動=パブリシティをしてくれていたのは知っていました。ですから事情はすぐに呑み込めましたが、いささか驚きました。だって、パブリシティの対象になるのは、「開業直後で話題が新鮮なところ」と勝手に思い込み、スタートから7カ月が過ぎたウチにはもう縁がないものと諦めていたからです。
それがまさかの取材オファー。断る理由なんかあろうはずがございません。改めてf-bizさんの情報発信力と、ウチに白羽の矢を立ててくれた渡辺さん(ご自身も親御さんの介護を経験されていました)に感謝しながら、話はとんとん拍子。先月末に取材を受け、そしてこの日、ようやくその記事が日の目を見たわけです。記事下の広告段数が高くなったためか、記事のボリュームに比べて写真が1段と小さくなったようですが不満はまったくありません。そりゃそうです。タダでせっちゃん家を宣伝してもらえたわけですから。
メディアで取り上げられると消費者の信頼度は高くなるもの。この機会を無駄にしてはいけません。さっそく、ラインやブログで記事掲載の話題を拡散。記事に触れた「せっちゃん家通信」最新号も作成するので、出来上がったら包括やケアマネさんたちに配布して、せっちゃん家の利用者拡大の営業に大いに生かさせていただくつもりです。

梅雨入りして、体調を崩しがちな天気が続いている中、ビッグニュースが飛び込んできました。何と、せっちゃん家が新聞に載ったのです。「名前が載ったの?」って?違います違います。ちゃんとせっちゃん家の創業からこれまでの歩みにフォーカスした記事(なんと60行)が、6月22日付、読売新聞朝刊の地域版(31面)に掲載されたんです。
ことの発端は先月でした。「f-bizさんの㏋を見て連絡させていただきました。介護事業を立ち上げて頑張っている姿を取材させてほしいのですが」。こんな電話が読売新聞に記事を寄せているライターで元NHK静岡放送局キャスター渡辺弥生さんから事業所にかかってきました。
f-bizさんが、起業なんかでお世話した会社の情報をプレスリリースし、地元の新聞などマスコミに取り上げてもらう広報活動=パブリシティをしてくれていたのは知っていました。ですから事情はすぐに呑み込めましたが、いささか驚きました。だって、パブリシティの対象になるのは、「開業直後で話題が新鮮なところ」と勝手に思い込み、スタートから7カ月が過ぎたウチにはもう縁がないものと諦めていたからです。
それがまさかの取材オファー。断る理由なんかあろうはずがございません。改めてf-bizさんの情報発信力と、ウチに白羽の矢を立ててくれた渡辺さん(ご自身も親御さんの介護を経験されていました)に感謝しながら、話はとんとん拍子。先月末に取材を受け、そしてこの日、ようやくその記事が日の目を見たわけです。記事下の広告段数が高くなったためか、記事のボリュームに比べて写真が1段と小さくなったようですが不満はまったくありません。そりゃそうです。タダでせっちゃん家を宣伝してもらえたわけですから。
メディアで取り上げられると消費者の信頼度は高くなるもの。この機会を無駄にしてはいけません。さっそく、ラインやブログで記事掲載の話題を拡散。記事に触れた「せっちゃん家通信」最新号も作成するので、出来上がったら包括やケアマネさんたちに配布して、せっちゃん家の利用者拡大の営業に大いに生かさせていただくつもりです。

2019年04月29日
要支援の人にも利用していただけるようになりました!
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
先の「せっちゃん家通信を作りました」のブログでも触れていました要支援の方の受け入れがこのほど市から認められました。具体的には、「介護予防通所介護相当」の指定になります。今後は、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)に入る、事業対象者(基本チェックリストにより、生活機能の低下がみられた人)や要支援の認定を受けた人達も迎えて、介護予防を目的に食事や入浴などの日常生活上の支援や運動器の機能向上のための支援を日帰りで行うことができるようになりました。
ウチは定員10人の小所帯ですから、要介護の方の受け入れだけでいっぱいだと考えて要支援の方の受け入れはこれまでしてきませんでした(制度上もできませんでした)。ところが、営業で歩くと、一部の居宅介護支援事業所や特に地域包括支援センターから「要支援の人の受け入れはできますか?」と聞かれることが少なくありませんでした。せっちゃん家の現在の稼働状況は決して高いものではないことも鑑がみ、ならば、「求められているのだし、利用者のすそ野を広げるのは悪いことではないのではないか」」と考えた次第です。
4月初めに、市の高齢者支援課を窓口に、「介護予防通所介護相当」の指定申請を出したところ、26日、指定通知書が届きました。これまた、「せっちゃん家通信」にも書きましたが、私は、市が主催した「介護予防サポーター(運動指導者)養成講座を3月に無事終了し、「修了証」を頂いています。そこで学んだ体操なども生かせそうです。今後はぜひ、要支援の方もご利用ください。

先の「せっちゃん家通信を作りました」のブログでも触れていました要支援の方の受け入れがこのほど市から認められました。具体的には、「介護予防通所介護相当」の指定になります。今後は、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)に入る、事業対象者(基本チェックリストにより、生活機能の低下がみられた人)や要支援の認定を受けた人達も迎えて、介護予防を目的に食事や入浴などの日常生活上の支援や運動器の機能向上のための支援を日帰りで行うことができるようになりました。
ウチは定員10人の小所帯ですから、要介護の方の受け入れだけでいっぱいだと考えて要支援の方の受け入れはこれまでしてきませんでした(制度上もできませんでした)。ところが、営業で歩くと、一部の居宅介護支援事業所や特に地域包括支援センターから「要支援の人の受け入れはできますか?」と聞かれることが少なくありませんでした。せっちゃん家の現在の稼働状況は決して高いものではないことも鑑がみ、ならば、「求められているのだし、利用者のすそ野を広げるのは悪いことではないのではないか」」と考えた次第です。
4月初めに、市の高齢者支援課を窓口に、「介護予防通所介護相当」の指定申請を出したところ、26日、指定通知書が届きました。これまた、「せっちゃん家通信」にも書きましたが、私は、市が主催した「介護予防サポーター(運動指導者)養成講座を3月に無事終了し、「修了証」を頂いています。そこで学んだ体操なども生かせそうです。今後はぜひ、要支援の方もご利用ください。

2019年04月29日
同級生が手伝いにやってきてくれました!
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
デイサービスの一日で、結構骨が折れるのがレクリエーションです。運動系、脳トレ系、音楽系とかいろいろあるのですが、そんな中から今、通ってきている利用者全員が楽しめそうなものを考え準備をするのは大変です。
そんな、レクリエーションに救世主が現れました。同級生のEさんです。異業種から介護業界に転身し、「あいつ見てると、介護が天職じゃないかと思える」と同級生仲間にも言われている女性です。たまたま、同級生が集まる機会があり、そこで彼女が介護業界で生き生きと働いてレクレーションも苦にしてない強者と知った私は、学ぶことも多いのではと「ウチを覗きに来てよ」と誘いました。そうしたところ、彼女の方も、小規模地域密着のデイサービスに興味を持ってくれたらしく、「ぜひぜひ」と快諾してくれました。
3月、事業所に顔を見せてくれた彼女と話すと、「時間が空くと他のデイサービスでレクリエーションのボランティアをやっている」と言います。「えー、じゃ、ウチにも来てよ」。自然、話はそういうことになり、4月のある日、彼女の助太刀が実現しました。当日、雨の中、手にいっぱいの荷物を抱えてやってきた彼女が見せてくれたのは紙芝居。演目は「愛染かつら」。
名調子の語りにも圧倒されましたが、一番驚いたのは、話の引き出しが豊富で、利用者の心を知らず知らずつかんでいくところです。気が付いたら今まであまりおしゃべりでない利用者と思っていた方が、楽しそうに会話をしている、下を向いていることが多かった利用者が、興味津々、目をらんらんとさせて食い入るように見つめている。利用者の知らなかった一面を見せられたことは衝撃でした。
「さすがです」。その夜、私は彼女に改めて感謝のラインを送りました。その中で今日の謝礼について触れたのですが、彼女曰く、「全く不要。お金が生じたら、私にはプレッシャーでしかありません。あくまでボランティアの一環として伺っています」とピシャリ。そのうえ、気持ちよく再訪問まで約束してくれました。「持つべきは同級生。神対応とはこのこと?」。夫婦ともども頭が下がりました。

デイサービスの一日で、結構骨が折れるのがレクリエーションです。運動系、脳トレ系、音楽系とかいろいろあるのですが、そんな中から今、通ってきている利用者全員が楽しめそうなものを考え準備をするのは大変です。
そんな、レクリエーションに救世主が現れました。同級生のEさんです。異業種から介護業界に転身し、「あいつ見てると、介護が天職じゃないかと思える」と同級生仲間にも言われている女性です。たまたま、同級生が集まる機会があり、そこで彼女が介護業界で生き生きと働いてレクレーションも苦にしてない強者と知った私は、学ぶことも多いのではと「ウチを覗きに来てよ」と誘いました。そうしたところ、彼女の方も、小規模地域密着のデイサービスに興味を持ってくれたらしく、「ぜひぜひ」と快諾してくれました。
3月、事業所に顔を見せてくれた彼女と話すと、「時間が空くと他のデイサービスでレクリエーションのボランティアをやっている」と言います。「えー、じゃ、ウチにも来てよ」。自然、話はそういうことになり、4月のある日、彼女の助太刀が実現しました。当日、雨の中、手にいっぱいの荷物を抱えてやってきた彼女が見せてくれたのは紙芝居。演目は「愛染かつら」。
名調子の語りにも圧倒されましたが、一番驚いたのは、話の引き出しが豊富で、利用者の心を知らず知らずつかんでいくところです。気が付いたら今まであまりおしゃべりでない利用者と思っていた方が、楽しそうに会話をしている、下を向いていることが多かった利用者が、興味津々、目をらんらんとさせて食い入るように見つめている。利用者の知らなかった一面を見せられたことは衝撃でした。
「さすがです」。その夜、私は彼女に改めて感謝のラインを送りました。その中で今日の謝礼について触れたのですが、彼女曰く、「全く不要。お金が生じたら、私にはプレッシャーでしかありません。あくまでボランティアの一環として伺っています」とピシャリ。そのうえ、気持ちよく再訪問まで約束してくれました。「持つべきは同級生。神対応とはこのこと?」。夫婦ともども頭が下がりました。

2019年04月15日
「せっちゃん家通信」を作りました
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
運営推進会議で稼働率のアップが課題と指摘されたのを受け、改めてケアマネさんたちへの営業に力を入れることにしました。ただ、ここで一工夫。そのまま事務所にお邪魔してパンフレットを置いてお願いするだけではインパクトが少ないし、継続してやるのに新鮮味がありません。そこで、ケアマネさんたちに読んでもらうことを念頭に置いた「せっちゃん家通信」を作ることにしました。
この中には、せっちゃん家での出来事や、力を入れてること、今後取り組もうと考えていることなどを中心に、富士市の高齢者の概要(統計もの)や、社長のつぶやきコーナーなどを織り込んでいます。中身を更新することで、「またこんなの作りましたので読んでください」と気軽に毎月、ケアマネさんたちを訪問してやろうとの魂胆です。
早速、3月号では「お泊りサービス」を、4月号では「要支援者への利用拡大」をアピールしました。特に要支援者への利用拡大は大きな方針転換ですが、それについては、市役所からの許可が下りたタイミングで話させていただきます。それでは。

運営推進会議で稼働率のアップが課題と指摘されたのを受け、改めてケアマネさんたちへの営業に力を入れることにしました。ただ、ここで一工夫。そのまま事務所にお邪魔してパンフレットを置いてお願いするだけではインパクトが少ないし、継続してやるのに新鮮味がありません。そこで、ケアマネさんたちに読んでもらうことを念頭に置いた「せっちゃん家通信」を作ることにしました。
この中には、せっちゃん家での出来事や、力を入れてること、今後取り組もうと考えていることなどを中心に、富士市の高齢者の概要(統計もの)や、社長のつぶやきコーナーなどを織り込んでいます。中身を更新することで、「またこんなの作りましたので読んでください」と気軽に毎月、ケアマネさんたちを訪問してやろうとの魂胆です。
早速、3月号では「お泊りサービス」を、4月号では「要支援者への利用拡大」をアピールしました。特に要支援者への利用拡大は大きな方針転換ですが、それについては、市役所からの許可が下りたタイミングで話させていただきます。それでは。
