2022年10月16日
運営推進会議開催
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
せっちゃん家もこの10月で創業五年目に入りました。カタツムリの歩みながら創業から何とかこれまでやってきました。これもひとえに、スタッフ、関係者の皆さんのご協力の賜物と感謝している次第です。
五年目突入になるせっちゃん家の近況は、6月からの減員を補えていないのが残念ですが、登録利用者数は8人。何とか赤字も出さずにやっていけてる状態です。そんな中、8日には「第8回運営推進会議」を開きました。今回は市福祉部介護保険課、家族代表、民政委員の皆様の出席をいただきました。活動報告のあとそれぞれからご意見を頂戴しましたが、おおむね堅調に推移してきたこれまでの歩みや活動に評価をいただきました。
来年は、市からの指定満期(6年)をひかえての実地指導も受けることも話題になりました。夫婦ともども70歳位までは働くつもりですので、「是非とも無事に〝免許更新〟をいただき営業継続となるようにしなければ」と気を引き締めました。
せっちゃん家もこの10月で創業五年目に入りました。カタツムリの歩みながら創業から何とかこれまでやってきました。これもひとえに、スタッフ、関係者の皆さんのご協力の賜物と感謝している次第です。
五年目突入になるせっちゃん家の近況は、6月からの減員を補えていないのが残念ですが、登録利用者数は8人。何とか赤字も出さずにやっていけてる状態です。そんな中、8日には「第8回運営推進会議」を開きました。今回は市福祉部介護保険課、家族代表、民政委員の皆様の出席をいただきました。活動報告のあとそれぞれからご意見を頂戴しましたが、おおむね堅調に推移してきたこれまでの歩みや活動に評価をいただきました。
来年は、市からの指定満期(6年)をひかえての実地指導も受けることも話題になりました。夫婦ともども70歳位までは働くつもりですので、「是非とも無事に〝免許更新〟をいただき営業継続となるようにしなければ」と気を引き締めました。
2022年07月24日
デイサービスは家族も見守っているんだ
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
悲しい知らせが届きました。ウチを利用していただいた方で6月から施設入所に切り替われた方が亡くなったとの知らせです。ウチに来ていた時は健康を害している様子もなく元気にレクにも興じていたので、訃報に接したときは全く信じられませんでした。入所されてわずか一カ月ほど。在宅からの環境の変化が災いしたのか、あっという間に逝かれてしまいました。
せっちゃん家始まって5人目の利用者で毎日通われ、お泊りの利用もかなりあったので本当に思い出が多い人でした。施設入所の話が決まって通ってこなくなると、職員や利用者からは寂しく思う声が多く聞かれました。そんな方なので事業所を代表して葬儀に伺いました。
奥さんからは「(施設入所しないで)せっちゃん家に行っていたらもっと長生きできたかもしれない」と言われ、娘さんからも「せっちゃん家が良かったようでした」と言われました。泣きそうになりました。そんな私に、さらに娘さんが言いました。「せっちゃん家に行っていれば、本人はもちろんですけど、母も見守ってくれている感じがして安心できました。ありがとうございました」。
亡くなられた利用者の方は娘さんが嫁がれて離れて暮らしていたので、奥さんと二人暮らしでした。世にいう「老老介護」状態です。そして奥さんはあまり丈夫なほうではありませんでした。離れて暮らす娘さんからすれば心配だったと思います。そんな中で、デイサービスに毎日通わせていれば、父親だけでなく、デイサービスの人が毎日送迎時に奥さんと顔を合わすことで間接的に奥さんの様子も見守っていてくれていてくれていたと感謝されたわけです。
確かに、奥さんが介護で疲れた様子が見て取れたときは、臨機応変にお泊りで負担軽減を図っていただいたりしたこともありました。娘さんからはそんな対応も含めて両親のことを考えてくれていると思っていただいていたのでしょう。
〇〇さんの死は、日々事業所内で利用者対応に追われる私たち職員に「デイサービスは、利用者本人だけでなく家族も見守っていることになるんだ」と言うことを改めて気づかせてくれました。
ありがとう。亡くなられた〇〇さんのこと、私たちは決して忘れることはありません。
悲しい知らせが届きました。ウチを利用していただいた方で6月から施設入所に切り替われた方が亡くなったとの知らせです。ウチに来ていた時は健康を害している様子もなく元気にレクにも興じていたので、訃報に接したときは全く信じられませんでした。入所されてわずか一カ月ほど。在宅からの環境の変化が災いしたのか、あっという間に逝かれてしまいました。
せっちゃん家始まって5人目の利用者で毎日通われ、お泊りの利用もかなりあったので本当に思い出が多い人でした。施設入所の話が決まって通ってこなくなると、職員や利用者からは寂しく思う声が多く聞かれました。そんな方なので事業所を代表して葬儀に伺いました。
奥さんからは「(施設入所しないで)せっちゃん家に行っていたらもっと長生きできたかもしれない」と言われ、娘さんからも「せっちゃん家が良かったようでした」と言われました。泣きそうになりました。そんな私に、さらに娘さんが言いました。「せっちゃん家に行っていれば、本人はもちろんですけど、母も見守ってくれている感じがして安心できました。ありがとうございました」。
亡くなられた利用者の方は娘さんが嫁がれて離れて暮らしていたので、奥さんと二人暮らしでした。世にいう「老老介護」状態です。そして奥さんはあまり丈夫なほうではありませんでした。離れて暮らす娘さんからすれば心配だったと思います。そんな中で、デイサービスに毎日通わせていれば、父親だけでなく、デイサービスの人が毎日送迎時に奥さんと顔を合わすことで間接的に奥さんの様子も見守っていてくれていてくれていたと感謝されたわけです。
確かに、奥さんが介護で疲れた様子が見て取れたときは、臨機応変にお泊りで負担軽減を図っていただいたりしたこともありました。娘さんからはそんな対応も含めて両親のことを考えてくれていると思っていただいていたのでしょう。
〇〇さんの死は、日々事業所内で利用者対応に追われる私たち職員に「デイサービスは、利用者本人だけでなく家族も見守っていることになるんだ」と言うことを改めて気づかせてくれました。
ありがとう。亡くなられた〇〇さんのこと、私たちは決して忘れることはありません。
2022年06月26日
避難訓練を実施しました
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
梅雨の季節、ムシムシジトジトの毎日が続きます。降りしきる雨もその量によっては大変な災害につながります。二年前、熊本豪雨で球磨川が氾濫して介護施設が水没、逃げ切れずにお年寄りが何人も亡くなる事故がありました。そんなこともあって、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地する介護施設などには避難訓練の実施が義務づけられています。
せっちゃん家も富士川の浸水想定区域に当たりますので、6月20日に避難訓練を実施しました。浸水を想定してますので秋の防災訓練のように屋外に避難するのでなく、屋内で2階に避難する、いわゆる垂直避難です。まずは、自力で階段を上り下りできる利用者さんに上がってもらい、次に介助があれば階段を利用できる利用者、最後に普段は歩行器や車椅子利用の利用者をおぶったり、抱きかかえて2階まで上がりました。
普通の住宅を改造した事業所なので、階段部分も広くありません。狭いところを介助しての誘導は大変でしたが、「一応、想定して訓練しとくのは大切」と職員一同認識を新たにしました。


梅雨の季節、ムシムシジトジトの毎日が続きます。降りしきる雨もその量によっては大変な災害につながります。二年前、熊本豪雨で球磨川が氾濫して介護施設が水没、逃げ切れずにお年寄りが何人も亡くなる事故がありました。そんなこともあって、浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地する介護施設などには避難訓練の実施が義務づけられています。
せっちゃん家も富士川の浸水想定区域に当たりますので、6月20日に避難訓練を実施しました。浸水を想定してますので秋の防災訓練のように屋外に避難するのでなく、屋内で2階に避難する、いわゆる垂直避難です。まずは、自力で階段を上り下りできる利用者さんに上がってもらい、次に介助があれば階段を利用できる利用者、最後に普段は歩行器や車椅子利用の利用者をおぶったり、抱きかかえて2階まで上がりました。
普通の住宅を改造した事業所なので、階段部分も広くありません。狭いところを介助しての誘導は大変でしたが、「一応、想定して訓練しとくのは大切」と職員一同認識を新たにしました。


2022年03月05日
97歳が「相思相愛」ってすごすぎる!
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
今回は、ある利用者の話をさせていただきます。利用者中最高齢、97歳のMさん(女性)です。Mさんは、大腿骨頸部骨折で歩行器を使用するようになり、介護保険の適用を受け、せっちゃん家に通ってきてくれるようになりましたました。下肢の運びが悪いだけで認知機能にはまったく問題がありません。
年齢を重ねると、とかく世事に疎くなりますが。Mさんは違います。特に、「今度の選挙はどうなるかな」「大谷選手は日本の誇り」「オリンピックのテレビを観すぎて今日は眠たい」などと政治やスポーツに高い関心を示してよく話をしてくれます。これだけで達者ぶりが垣間見えると思いますが、もっとすごいことがあります。それは、衰えを感じさせない知力の高さです。とても100歳近い高齢者とは思えません。
せっちゃん家では午前中、入浴までの間に脳トレプリントをやっていただいてます。Mさんはそのプリント(計算や間違い探しなど)を毎回2枚、瞬くままに仕上げてしまいます。掛け算の筆算もスラスラです。短期記憶を試す「三つの言葉=三つの言葉を覚えてもらい、しばらくたって思い出してもらうもの」は毎回パーフェクトです。すごいでしょ?すごすぎて最近では驚かなくなっていましたが、先日その頭脳明晰ぶりにおいて忘れられないことが起きました。
午後、恒例の「身体の体操」に続いて「頭の体操」の時間となり、その日は、「あ行5文字」と「さ行5文字」だけでいくつ言葉を作れるかと言う「言葉遊び」をすることにしました。順番に指名して一人ずつ答えていきます。「あさ」「いす」「うす」「あせ」「あいす」。そんな言葉が続いての何巡目だったか、Mさんの番になり、聞こえてきた言葉にひっくり返りました。
「そうしそうあい(相思相愛)」。
えっー!四文字熟語!7文字!すごい!!

まったくもって驚きました。若い人でもたどり着けますか?この答えに。97歳のおばあちゃんがこれですよ。ありえません。自分が97歳で同じことが言えるか自信がありません(そもそも、そこまで生きている自信もありません)。
大正、昭和、平成、令和を生きてきたMさんですが、こんな調子ですから100歳なんて楽勝楽勝って感じです。少なくともせっちゃん家スタッフ一同は太鼓判を押させていただいております。
今回は、ある利用者の話をさせていただきます。利用者中最高齢、97歳のMさん(女性)です。Mさんは、大腿骨頸部骨折で歩行器を使用するようになり、介護保険の適用を受け、せっちゃん家に通ってきてくれるようになりましたました。下肢の運びが悪いだけで認知機能にはまったく問題がありません。
年齢を重ねると、とかく世事に疎くなりますが。Mさんは違います。特に、「今度の選挙はどうなるかな」「大谷選手は日本の誇り」「オリンピックのテレビを観すぎて今日は眠たい」などと政治やスポーツに高い関心を示してよく話をしてくれます。これだけで達者ぶりが垣間見えると思いますが、もっとすごいことがあります。それは、衰えを感じさせない知力の高さです。とても100歳近い高齢者とは思えません。
せっちゃん家では午前中、入浴までの間に脳トレプリントをやっていただいてます。Mさんはそのプリント(計算や間違い探しなど)を毎回2枚、瞬くままに仕上げてしまいます。掛け算の筆算もスラスラです。短期記憶を試す「三つの言葉=三つの言葉を覚えてもらい、しばらくたって思い出してもらうもの」は毎回パーフェクトです。すごいでしょ?すごすぎて最近では驚かなくなっていましたが、先日その頭脳明晰ぶりにおいて忘れられないことが起きました。
午後、恒例の「身体の体操」に続いて「頭の体操」の時間となり、その日は、「あ行5文字」と「さ行5文字」だけでいくつ言葉を作れるかと言う「言葉遊び」をすることにしました。順番に指名して一人ずつ答えていきます。「あさ」「いす」「うす」「あせ」「あいす」。そんな言葉が続いての何巡目だったか、Mさんの番になり、聞こえてきた言葉にひっくり返りました。
「そうしそうあい(相思相愛)」。
えっー!四文字熟語!7文字!すごい!!

まったくもって驚きました。若い人でもたどり着けますか?この答えに。97歳のおばあちゃんがこれですよ。ありえません。自分が97歳で同じことが言えるか自信がありません(そもそも、そこまで生きている自信もありません)。
大正、昭和、平成、令和を生きてきたMさんですが、こんな調子ですから100歳なんて楽勝楽勝って感じです。少なくともせっちゃん家スタッフ一同は太鼓判を押させていただいております。
2022年01月15日
「坊主めくりリーグ」年間王者表彰!
こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。
2022年が始まりました。年末年始の休み(12月30日から1月3日)をはさんで久しぶりに向かい合う利用者の中には、「(休みが)長かったよ」と仕事始めを心待ちにしたと声をかけてくれる方もいてうれしい限りでした。こんな利用者さんのためにも「今年も頑張らなければ」と気持ちを新たにしております。
さて、そんな新年の幕開けに、せっちゃん家では初めての催しが行われました。「2021年せっちゃん家坊主めくりリーグ表彰式」です。せっちゃん家では、午後のレクを終え、おやつを食べて一服した後、帰りの送り時間までの〝黄昏タイム〟に皆さんでカードゲームを楽しむようにしていました。トランプを使っておなじみの神経衰弱や「足して10」などをやっていましたが、中でも夢中になったのが「坊主めくり」でした。
坊主めくりは百人一首の絵札を順番に引いていき、男の札を引いたらそのまま手持ちの札に、女の札を引いたらもう一回引くか、場に出ている札を全部もらう。坊主の札を引いたら手持ちの札を全部場に差し出すという単純なルールのもと、最後に多くの札を持っていた人が勝者になるというゲームです。本当にシンプルなんですが勝利を目前にずっこけたり、逆に負けたと思っていたら勝利が転がり込んだりと予想を裏切る展開の続発で楽しめます。「キャー!また坊主」「うわーこんなにもらえるの!」など喜怒哀楽を前面に出しながらせっちゃん家ではいつしか坊主めくりに打ち興じることが日課になっていました。
そこで、「ならば勝ち星を記録して年間王者を決めて表彰しよう」という流れになりました。そして、年明け早々、昨年(2021年)の年間王者を表彰したわけです。はてさて、初代王者に輝いたのは?ジャーン!何と勝ち星がタイで王者は二人。78歳の〇子さんと84歳の〇さん(男)です。この日、二人には首からメダルがかけられ、豪華記念品(キウイのパック詰めですけど)が贈られました。

2022年が始まりました。年末年始の休み(12月30日から1月3日)をはさんで久しぶりに向かい合う利用者の中には、「(休みが)長かったよ」と仕事始めを心待ちにしたと声をかけてくれる方もいてうれしい限りでした。こんな利用者さんのためにも「今年も頑張らなければ」と気持ちを新たにしております。
さて、そんな新年の幕開けに、せっちゃん家では初めての催しが行われました。「2021年せっちゃん家坊主めくりリーグ表彰式」です。せっちゃん家では、午後のレクを終え、おやつを食べて一服した後、帰りの送り時間までの〝黄昏タイム〟に皆さんでカードゲームを楽しむようにしていました。トランプを使っておなじみの神経衰弱や「足して10」などをやっていましたが、中でも夢中になったのが「坊主めくり」でした。
坊主めくりは百人一首の絵札を順番に引いていき、男の札を引いたらそのまま手持ちの札に、女の札を引いたらもう一回引くか、場に出ている札を全部もらう。坊主の札を引いたら手持ちの札を全部場に差し出すという単純なルールのもと、最後に多くの札を持っていた人が勝者になるというゲームです。本当にシンプルなんですが勝利を目前にずっこけたり、逆に負けたと思っていたら勝利が転がり込んだりと予想を裏切る展開の続発で楽しめます。「キャー!また坊主」「うわーこんなにもらえるの!」など喜怒哀楽を前面に出しながらせっちゃん家ではいつしか坊主めくりに打ち興じることが日課になっていました。
そこで、「ならば勝ち星を記録して年間王者を決めて表彰しよう」という流れになりました。そして、年明け早々、昨年(2021年)の年間王者を表彰したわけです。はてさて、初代王者に輝いたのは?ジャーン!何と勝ち星がタイで王者は二人。78歳の〇子さんと84歳の〇さん(男)です。この日、二人には首からメダルがかけられ、豪華記念品(キウイのパック詰めですけど)が贈られました。
