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2021年11月20日

運営推進会議&防災訓練

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 ブログ更新を怠っていたら、せっちゃん家も創業4年目に突入していました。本当に月日の流れるのは早いです。一週間なんてビュンビュン過ぎてあっという間に一ヶ月終わりって感じです。

 そんなこんなで今日は10、11月の主な出来事にちょこっと触れてみたいと思います。まず10月は23日に「第6回運営推進会議」を開きました。この会議は、地域密着型サービス事業所に求められているもので、地域の福祉関係者、市介護保険課(もしくは地域包括支援センター)、利用者や利用者家族に出席していただき、事業所の現況を知ってもらうと同時に、様々な意見要望などをいただいてその後の事業所運営に生かしていく趣旨で開かれるものです。

 今回は、せっちゃん家が所在する町を担当する民生委員の方、市介護保険課、利用者家族を招いて開催しました。最初に当方の方でせっちゃん家の現状を稼働状況の数字を挙げて説明し、出席者から様々な声を聴かせていただきました。市の担当者からは時節柄、新型コロナウイルスの影響について質問を受けました。民生員様からは、地域の高齢化事情、特に50代の独り者子供が80代の老親の面倒を見る、いわゆる「8050問題」について話を聞かせていただきました。「せっちゃん家のような所があることを近隣の人にも知ってもらいたい」などの声に、地域との関わりの少なさを痛感させられるなどして会議は終了いたしました。

 次に11月。11月は1日に防災訓練を実施しました。事業所の防災計画でも年に1回は行うことになっていますので、昨年と同じく「社会福祉施設防災の日」とされているこの日に実施いたしました。
 
 午前11時39分、昼食の支度をしていた台所から出火した想定で、初期消火、消防署や近所への通報、利用者避難などを行いました。避難訓練では、職員はもちろんですが、歩行に問題のない利用者が車いすの利用者を気遣ってっくれたりして、スムーズに駐車場まで誘導することができました。

  

2021年09月19日

せっちゃん家に“おわら風の盆”

 こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 またまた、ブログの更新に時間がかかってしまいました。本当は今月の初めにしたかったんですがなかなか時間が取れずに今になりました。

 今回もせっちゃん家でやった工作の成果の発表です。我ながらなかなかの出来でしたので自信をもってアップしたいと思います。テーマは“おわら風の盆”です。
 
 “おわら風の盆は、ご存知の方も多いと思いますが富山県富山市八尾地区で毎年9月1日から3日にかけて行われている(コロナのおかげで昨年、今年と2年連続中止)行事で、哀切感に満ちた旋律にのって男女が無言で洗練された踊りを披露するものです。私は、特に顔が隠れるくらいに深く編み笠をかぶっているのに、うなじあたりが何とも色っぽくて艶やかな女踊りの風情に前から惹かれていました。実際に見たことはないのですが、これをせっちゃん家の工作で作ってみようと思った次第です。

 せっちゃん家の工作は、貼り絵的なものが多いのですが、今回もその路線です。利用者の皆さんが簡単に貼るだけで、あの風の盆の風情を出してもらうことを考えて極力簡略化したパーツを用意しました(結構、試行錯誤しました)。出来上がったパーツは6種類。浴衣(和柄の折り紙で作りました)、編み笠、手、足、そして提灯、灯篭です。

 完成見本(私が作成)を見た利用者の皆さんも「きれい」「いいねー」と興味津々。それぞれに浴衣の柄を選んでもらい工作スタート。「工作は苦手だよ」と言っていた利用者が、制作に集中して一番早く仕上げるなど意外な一面も見せてくれるなか、踊り子や背景の提灯、灯篭の配置で個性も出て結構見栄えがするものが出来上がりました。

 さっそく、それぞれの作品を壁に貼ると、またいい感じ。風の盆の女踊りの艶やかさが部屋に溢れました。




  

2021年08月08日

実地指導で改善項目の指摘なし!

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 またまた、ブログの更新期間が開いてしまいましたが、今回は6月に受けた実地指導について触れようと思います。

 指定を受けた介護事業者には、何も悪いことをしていなくても市から定期的(開業1年以内・指定期間の半分になる3年目・指定更新がかかる6年目)に検査が入るようになってます。これが実地指導です。1カ月前くらいに事前に通知があり、当日は複数(3人でした)の担当官により、半日ほどかけてヒアリングや書類記録の確認が実施されます。指導後には結果通知書が事業所あてに送付され、そのなかで改善項目が記載されていれば、1ヶ月以内に改善報告書を市に提出しなくてはなりません。

 結果的に今回、せっちゃん家では助言項目はあったものの、改善項目の指摘はありませんでした。

 当日みえられた担当官も馴染の介護保険課の方で、前回も来ていただいた方だったので、「前に伺った時には、利用者が3人しかいらっしゃらなくてこの先大丈夫かしらと正直心配しましたけど、利用者さんも増えて本当に良かったですね」などと話してくださり、終始、打ち解けた雰囲気で指導をいただきました。
 
 次は、3年後、指定更新をひかえての実地指導になります。変わらずいつも通りと考えていたら、指導に来られた担当官から新しい情報がもたらされました。指定更新では、指定を受ける時にも経験したことですが、市役所に出向き、広い会議室に集められた関係者から色々とヒアリングを受けることになるとのことです。万座の前で所信を述べるようなことはあの時だけと思っていましたので、「またですか」の印象です。

 実地指導もそうですが、公の機関から指定を受けて事業を行うということは、かくも大変なことなのかと、再認識した次第です。
   

2021年05月22日

せっちゃん家ギャラリー


こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

ブログの更新を怠けているうちに、もう5月も終わりになろうとしています。継続的にお泊りを利用する人がいるうえに、翌日のレクリエーションの準備などをしているとブログまで手が回らずおろそかになってしまいました。

久しぶりのブログ。今回はせっちゃん家で行ったレクリエーションの一つ、以前にも一部をご紹介しましたが、「工作」の時間に手掛けた利用者の貼り絵作品を一挙に公開させていただきます。

せっちゃん家のレクリエーションは、体操、脳トレ運動、脳トレゲームなどがメインですが、運動系の合間に工作の時間も設けています。紙の町、富士市ならではの紙バンド工作やクリスマスリース作りなど、まさに工作作品らしいものも作りますが、指の動きに難がある利用者も少なくないのでそんなに握力がいらない貼り絵(私の好みで季節の花)を作ることが多いです。

貼り絵だって繊細な指の動きが求められるのではと思われるかもしれませんが、材料をあらかじめ作っておき、利用者はそれを台紙に貼っていくだけ(貼る位置を決めていただければ職員が糊付けする場合もあります)なんで簡単です。そしてせっちゃん家の貼り絵は、利用者全員で大作を仕上げるのでなく、一人が一作品を仕上げていくスタイルで、出来上がった作品を壁に掲示してみんなで鑑賞しあいます。

それでは、そんな作品のいくつかを紹介しましょう。「せっちゃん家ギャラリー」へようこそ。










































  

2021年02月14日

忘れないよ!Mさん!

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 年明け早々に悲しい出来事が起こりました。利用者のお一人が亡くなられたのです。ひょうきんで皆を笑わせ明るく愉快なおじいさんでした。ただ、介護度が3から5に上がりADLの低下が顕著で、歩行困難からお迎えもベッドから起こして車椅子に移乗させて連れてくるという状態でした。暮れには食欲もなくなってきていたのでミキサー食にして流し込むなど工夫して召し上がっていただいていました。

 そんなMさんが、1月の第一週の利用を終え、ご自宅に帰られた土日の間に様子が一変、救急車で病院に運ばれ入院、ほどなく帰らぬ人になってしまいました。ケアマネさんから入院は知らされていましたが、訃報があまりにも早かったので驚きました。葬儀は家族葬と言うことで会葬はご遠慮いたしましたが、奥さんから「線香でも上げに来てください」との連絡をもらい弔問にお邪魔しました。

 奥さんからは「デイサービスから帰ると元気なんですよね。色々面倒を見ていただき本当に助かりました。お世話になりました」と感謝の言葉をたくさんいただき恐縮しました。でも、一番心に残ったのは、壁に貼られた在りし日のMさんのスナップ写真でした。7枚くらいが大きく引き伸ばされて一枚の壁紙にレイアウトされて貼られていたのですが、一枚を除いてすべてせっちゃん家で撮られたモノでした。

 大笑いしている一枚、慣れない棒体操で緊張している様子の一枚、脳トレに真剣に取り組んでいる真面目顔の一枚など、一日の様子を家族に知ってもらうために連絡帳に挟んで持って帰ってもらった写真が使われていました。壁紙を見た会葬者の間では「この笑顔がいいね」などと写真がひとしきり話題になったそうです。感謝の言葉だけでも身に余るのに、壁紙はそれ以上に「せっちゃん家での一日一日を大切にしていました」と言われているようでとてもうれしかったです。

 これからも多くの利用者と長くはないお付き合いが続くと思います。今回の一件は「それでも精一杯お世話をして、本人はもちろん、家族にも喜んでいただこう」。そんな気持ちを改めて強くさせました。

 「Mさん、ありがとう。いつまでも忘れませんよ。安らかに」