2018年07月28日
緊張!運営協議会に出席!

こんにちは、富士市で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」の開業を目指しています鈴木です。
ついにその日が来ました。デイサービス開業申請を審査するために市が主催する運営協議会出席の日です。「どんなことを質問されるのだろう」「ここでつまずいたら開業できないのか」。呼び出された時間は午後1時30分なのに色々考えてしまい、朝から緊張してしまいました。
予定時間の10分前には現地に来てくださいとの案内でしたので、軽く昼食を済ませて富士市役所6階の第一会議室に向かいました。同じような新規指定を目指している人たちでごった返している光景を考えていたりしましたが、実際には会議室前の廊下に「地域密着型サービス運営協議会」の看板が立てられているだけで、誰もいませんでした。しかし、会議室内には何やら人の気配。こちらが到着しているのは伝えるべきかどうかなど考えながら廊下の椅子に座っていましたら、係の人らしき女性がドアを開けて出てきてこちらへ向かってきました。「今日はご苦労様です。ただいまそちらから出された申請資料について討議しております。それが済み次第、お呼びしますがあと5分以上かかるか、かからないかわからない状況です。今しばらくお待ちください」。もう始まっていたんだ。いやがうえにも緊張感が高まりました。
そして、ちょうど5分くらいたったところで、先程の女性が再び顔を出し、「それでは中にどうぞ」と室内に招き入れてくれました。室内に入って人が予想以上に多いのに驚かされました。委員がコの字型に10名ほど、そして市役所の職員らしき人たちが向かって左側にやはり10人ほど着席されていました。コの字型の中央に座る委員長と思しき方から、対面に座る形になった私たちに声がかかりました。「出席、ありがとうございます。ただいまそちらから出されました新規指定の指定について討議しておりました。時間も限られておりますので、どうした思いで新規指定の申請をされたのか、さっそくお聞かせください」。聴聞がスタートしました。
私は、母親の深夜徘徊を機に介護が我が家の問題になり、介護離職が頭をよぎる中、近くのデイサービスがサービス提供時間外でも預かってくれて助けられたこと。その経験から夫婦のなかに「定年後、デイサービスを立ち上げて自分たちも同じように介護の問題に悩む人たちを救うことができないか」と考えたこと。起業するうえで欠かせないヒト、モノ、カネなどの経営資源獲得にも恵まれたことことから今回の申請に踏み切ったことなどを話しました。委員長と思しき方から「思いが伝わりました」と理解ある言葉をいただけたのはうれしかったです。
その後、複数の委員の方から質問を受けました。「衛生面でトイレで出た汚物の処理方法が気になります。どう考えていますか」「食堂、機能訓練室など事業所で過ごす利用者の生活動線について説明してください」「機能訓練はどのようにしたいと考えていますか」「保険外で宿泊サービスを掲げていますが、利用を介護度1、2の人を中心に考えているとされいます。掲げた思いと現実のサービスがかけ離れているように思いますが、どうしてですか」「「認知症カフェに取り組まれようですが、どうされるのですか」。
これらの質問の多くは、かみさんが回答しました。さすが、介護長14年のキャリアは伊達じゃない。現場を知る者の答弁に委員からの突っ込みの再質問は皆無でした。こうして一問一答の形式で聴聞は終わりました。正面に座る委員長の顔も、質問された委員の顔も実際のところ、あまり覚えていません。極度の緊張が、人物観察している余裕など与えてくれませんでした。
ともあれ、新規申請の上での一番のハードル、運営協議会の聴聞が終わりました。あとは、次の沙汰を待つだけです。なにとぞ、前向きなものをいただけますように。退室時に発した「よろしくお願いします」には、掛け値なしに二人のそんな熱い思いが込められていました。
Posted by チアフル夫婦 at 11:19│Comments(0)
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