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2018年06月29日

運営協議会への出席要請届く!


 こんにちは、富士市で地域密着型デーサービス「せっちゃん家」の開業を目指しています鈴木です。

 運営協議会からの20項目にわたる意見書は、「脱衣所の確保は?」「衛生面での配慮は?」「植物を育てるスペースはあるか」など事業所設備面からの質問や、「家庭的な施設を強調するあまり、介護のプロとしての自覚を忘れないでほしい」「認知症ケアでは職員同士が情報共有して介護にあたってほしい」など利用者の心身の状況把握面での注文、非常災害や感染症への対策を問うものなど多方面にわたっていました。

 なかでも「宿泊サービス」への問い合わせが印象に残りました。せっちゃん家では、利用者の家族が遠方での葬儀参列などのため突発的に家を留守にすることになった時に、利用者をデイサービス終了後もそのまま預かり、宿泊していただく夜間ケアサポートをサブメニューとして考えています。このことを開設計画書で触れていたために、これに対する質問がありました。

 宿泊サービスは、ケアマネさんからも「助かります」と聞いていました。そのくらい需要があるのですが、国が宿泊サービスの実施にあたり防災面での設備の充実(スプリンクラーの設置など)を求めるようになり、泣く泣く宿泊サービスから撤退するデイサービスが出てきているのは承知していました。そのため、事前に介護保険課からも問い合わせを受けており、それを通じてスプリンクラーの設置基準(介護度3以上の人が利用者の半数以上を占める場合)などを確認していました。ですから、それを踏まえての宿泊サービスのメニュー化なんですが、そうした点の確認を改めて求めてきているようでした。

 ともあれ、20項目すべてに回答をしたため、平面図と重要事項説明書の更新版とともに介護保険課に送りました。これにより、この意見書への回答や提出した資料を基に運営協議会での審査を受けることになりました。すると、時を同じくして、「その日は、当該申請者も協議会に出席して、質問に答えられるようにするように」と記された「出席依頼書」が会社に届きました。

 「質問の内容は、法人の理念、運営状況、実地指導における改善内容、ケアの質向上に関する取り組み等、多岐にわたりますので事前に準備しておいてください」

出席依頼書に下線を引いて書かれた箇所を目にしたとき、緊張感がこみ上げてきました。  

Posted by チアフル夫婦 at 15:28Comments(0)開所準備

2018年06月29日

運営協議会からの意見書出る!


 こんにちは。富士市で地域密着型デイサービスの開業を目指している鈴木です。

 7月に開かれる地域密着型デイサービスの新規指定の可否を審査する運営協議会に向けて「事業開設計画書」など最初の資料を出した私は、それに対する協議会の意見書が出されるのを待っていました。今日か明日かとジリジリしながら身構えていたところ、市の介護福祉課から電話が入りました。

 てっきり、意見書の件かと出ますと、「その意見書への回答とともに出していただくことになる運営規定、重要事項説明書、勤務予定表、収支見込書を先に出してもらえないか」とのことでした。出せと言われたら出すしかありません。幸い「運営規定」「重要事項説明書」はネットの中にひな型のようなものを見つけてあらかた出来上がっていましたので、「すぐに出せると思います」と返事をした私でしたが、実際には「収支見込書」にてこずることになりました。

 「収支見込書」については、f-Bizさんで会社設立に向けて作った収支計画書を流用しようと安易に考えていたのですが、介護保険課さんで定型フォームを用意しており、これにまとめることになったためです。稼働率、利用者の介護度分布などを考慮して収入を計算、ここから人件費や事務経費などの支出を引いて収支を明らかにしていくのですが、介護度分布を1や2の人に偏らせると赤字になってしまいます。そこで厚生労働省がまとめたデイサービス利用者の介護度別割合の統計などを基に、1と2が3割、3が2割、4と5が2割で計算することにしました。これにより収支は納得できる数字になりました。しかし、稼働率が低い1、2年目は借金の返済にも苦しい状況が続き、これが稼働率が上がる後年は飛躍的に改善するというリアルな内容ものが出来上がり、改めて稼働率アップが重要課題だということを痛感することになりました。

 もう一つの「勤務予定表」はかみさんが勤務先でしょっちゅう作っているものなので任せました。正社員3人とパート2人を想定したもので作りました。

 こうして求められた資料を何とかすべて完成させ、メール添付でそれらを介護福祉課に送ってホッとしたのもつかの間、再度、介護福祉課から電話が入りました。今度こそ運営協議会からの意見書がまとまったとの知らせでした。「ついに来たか」。電話に次いでもらった詳細メールを私は恐る恐る開いてみました。するとそこには20項目にわたる意見、質問がしたためられていました。  

Posted by チアフル夫婦 at 14:42Comments(0)開所準備

2018年06月16日

介護職員初任者研修を修了



 こんにちは、富士市で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」の開業を目指しています鈴木です。

 6月9日、2月から通い始めた「介護職員初任者研修」が終了しました。4か月間、大好きなエスパルスの試合を観に行くのも諦め、土曜日に通い続けた甲斐があり、無事、資格取得のめどが立ちました(実技試験は2回目で何とか合格でした)。株式会社チアフルの社長なのに介護業界のことは何も知らない、介護技術も持ち併せていないのでは社員の手前、利用者の手前、申し訳ない。そんな思いから通うことにした研修でしたが、予想にたがわず得るものが多いものとなりました。

 介護保険の生まれた背景から始まった座学に加え、介護技術の実技指導など見るもの聞くもの初めての世界でしたが、先生や受講仲間にも恵まれて、介護職員としての基礎を身に着けることができました。特に、利用者の尊厳を大切にして、その人に寄り添う姿勢の大切さを学んだと思います。ぜひ、これを現場で生かさなくてはと決意しています。

 研修終了の頃には、私がデイサービスを開業しようとしていることを受講仲間に伝えたところ、「事業所を見に行きたい」、「私を使って」など色々な反応があって面白かったです。きっとこれから、それぞれ介護業界で活躍するだろう仲間たち。

「ともに頑張って超高齢社会を支えよう!またいつかどこかで顔を合わせる日を楽しみにしているよ」  

Posted by チアフル夫婦 at 15:26Comments(0)開所準備

2018年06月16日

地域密着型通所介護の新規指定申請へ


 こんにちは、富士市で地域密着型デイサービス開業を目指している鈴木です。

 会社を起こし、退職もしました。でもまだ何も始まっていません。地域密着型デイサービスは、市に新規指定申請を出して認められなくては始めらません。ゴールデンウイークで気分も一区切りついた私は、いよいよ申請に向けて動き出しました。確か9月開業のためには7月の新規指定の可否を決める運営協議会に間に合うように6月初旬までに関係資料を提出しなくてはならなかったはず。私は、介護保険課のホームページに載っている指定申請用添付書類一覧を確認することから始めました。

 で、まず驚いたのがその数の多さ。約20種類近いんです。中にはチンプンカンプンなものもあります。そのうえ、「従業員の雇用契約書」のように現段階ではとても作ることが難しいと思われるものも含まれています。「これは、市の介護保険課に教えを乞うしかない」。私は久しぶりに市の窓口を訪問しました。そして、どうやら大変な勘違いをしていたことに気づくのです。

 私は3月に来て一応スケジュールを確認した際、勝手に間違えてそれを理解していたのです。窓口で改めてわかった正しいスケジュールは次のようなものでした。まずは事業所のリフォーム3か月前を目安に第一弾の必要資料を出します。するとこれに対して運営協議会から6月中旬頃に意見が付されますので、この意見への回答と次の必要資料を7月初旬までに出します。そして最終的にはそれらを基にした7月27日の運営協議会の場で質疑を受けて新規指定の合否が決まるというものです。

そして、資料提出第一弾となる事業所のリフォーム3か月前を目安に出す必要資料の提出期限が一週間後に迫っていることが判明しました。20種類からの資料を一括で6月初旬までに出す(これも大変ですが)とばかり思っていた私は慌てました。

 リフォーム3か月前を目安に提出を求められるのは、「事業開設計画書」、「事業所の所在が分かる地図」、「事業所の平面図」、「事業所の立面図」です。私は、早速その作成にとりかかりました。「事業開設計画書」は書式が決まっていて介護保険課からメール添付でその書式をいただきました。「事業所の所在が分かる地図」は、グーグルマップの貼り付けで構わないとのことでしたのですぐにできました。、「事業所の平面図」はエクセルで作りました。機能訓練室や食堂、静養室、相談室、事務所などの配置、広さをこれに記入しました。「事業所の立面図」は最初どうやって作っていいかわかりませんでしたが、平面図をベースにエクセル上で何とか仕上げました。

 問題は「事業開設計画書」。事業所用地の土地、建物の状況に始まり、法人の理念、運営方針、人材育成の取り組み、サービスを確保するための方策、虐待防止・事故防止・衛生管理・災害対策などへの取り組み方など12項目で法人の考え方を求めています。難題でしたが、ちょうどこの時期に「介護職員初任者研修」に通っていたことも手伝い、そこで得た知識などを総動員して何とか会社としていかに真摯に熱い思いで新規指定を目指しているのか訴える内容の計画書を作ることができました。出来上がると早速介護保険課に提出しました。その後、職員の資格、宿泊サービス提供の場合の寝室の広さの確認などの問い合わせがあり、これに応えて現在は、指定協議会の意見を待っている状態です。とりあえずはスタートラインに立てました。ホッ。  

Posted by チアフル夫婦 at 14:54Comments(0)開所準備

2018年06月15日

36年間勤めた会社を退職


 こんにちは、富士市で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」の開業を目指す鈴木です。

 自分の会社を持ち4月、政策金融公庫から多額の融資も確定した頃、私は人生の大きな節目を迎えることになりました。大学を出て36年間勤めた会社の退職です。私は東京の小さな業界新聞社に新卒で入社し、ずっと営業畑を歩いてきていました。途中、新富士からの新幹線通勤に変わり、結婚もしました。退職する頃は小所帯ながら部下も抱えて管理職として忙しい毎日を送っていました。

 そんななか、定年まで2年を残しての早期退職。同僚に極力迷惑をかけたくないと思い、2月初めに社員全員を集めた集会で「定年後を見据えて考えてきた起業が早まることになり、勝手ながら4月20日をもって退職させていただく」と打ち明けました。そしてその後は、仕事の引継ぎに万全を期してきました。2か月ちょっとの時間はあっという間に過ぎ、あれよあれよと退職の日を迎えました。その頃には、散らかっていた自分の机も主を失う宿命できれいさっぱり片付いていました。前日の歓送会には元社員たちも駆けつけてくれ旧交を温めあいました。最終日も歓送会があり、神楽坂でのそれでは大好きな日本酒を飲みすぎて大学時代以来の千鳥足を経験しました。
 
 仲間が口々に
 「お世話になりました」
 「お疲れさまでした」
 「新しい人生、頑張ってください」
 「新会社に期待してますよ」
 と言って送り出してくれました。

 「みんな、ありがとう。こちらこそ支えてもらってここまでこれた。感謝しているよ」

 こんなやり取りに多少センチな気持ちにもなりました。でも、不思議と寂しさよりも新しい人生に向かっていく高揚感のほうが勝っていたように思います。在職中の最後は仕事をしていても起業のことばかり考えていました。私はすでにゼロから物事を始める面白さに魅入られていたんだと思います。「明日からは、株式会社チアフルの代表取締役として頑張るぞ」。帰りの新幹線ホームで一人、酔眼ながら改めて覚悟を固めた私でした。  

Posted by チアフル夫婦 at 17:41Comments(0)開所準備