2019年12月31日

令和元年も暮れていきます

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 なかなか時間がなくブログも更新できませんでしたが、今日で令和元年も最後です。大晦日、創業一周年も過ぎて今年も暮れていきます。今年を振り返って思うことに、「出会いの場としてのデイサービス」があります。利用者が増えてきて、利用者同士がせっちゃん家を舞台に出会う。そして仲良しになって、帰りの車に同乗し、別れる時に「またねー」なんて手を振っている、そんな微笑ましい場面にも遭遇しました。

 でも、一番の出会い、否、正確には「再会」ですが、とても忘れられないことがありました。それは、二人の男の利用者さんの間で起きました。先に一人の男性がせっちゃん家に通っていました。そして、もう一人がその後通うことになりました。そして、二人の利用が重なったある日のことでした。普通なら、初めて会う者同士、儀礼的な挨拶を交わすところです。が、この二人の場合は違いました。後から利用することになった男性が、先に利用していた男性を見るなり言ったんです。「あれ、〇〇さんじゃないですか!やだよ、こんなところで会うなんて」。

 そう、二人は知り合いだったんです。以前にも少し触れましたが、後から利用者になった男性は元床屋さんです。聞けば、先に利用者だった男性は、若い時から必ず月一回、欠かさずその床屋さんに通ってきてくれたお客さんだったんです。長い間のお得意さんとの再会です。床屋さんを廃業した関係で、もう二人は会うことはなかったんですが、せっちゃん家が縁で二人は再会を果たしました。もう交わることなどないと思っていた二人の人生の軌跡が今一度重なったんです。こんなことなんてありますか?ビックリでした。

 これを契機に、利用者との出会い、利用者同士の出会いに思いを抱くようになりました。晩年を迎えた利用者と私たち、そして利用者同士が幸せに思えるような出会いを重ねていきたい。そんな場を提供していきたい。そうすれば、せっちゃん家は、創業理念の一つ、「朗朗介護」をいつまでも実践できるはずです。一年の終わりにそんなことを思いました。


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