せっちゃん家に“おわら風の盆”

チアフル夫婦

2021年09月19日 23:14

 こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 またまた、ブログの更新に時間がかかってしまいました。本当は今月の初めにしたかったんですがなかなか時間が取れずに今になりました。

 今回もせっちゃん家でやった工作の成果の発表です。我ながらなかなかの出来でしたので自信をもってアップしたいと思います。テーマは“おわら風の盆”です。
 
 “おわら風の盆は、ご存知の方も多いと思いますが富山県富山市八尾地区で毎年9月1日から3日にかけて行われている(コロナのおかげで昨年、今年と2年連続中止)行事で、哀切感に満ちた旋律にのって男女が無言で洗練された踊りを披露するものです。私は、特に顔が隠れるくらいに深く編み笠をかぶっているのに、うなじあたりが何とも色っぽくて艶やかな女踊りの風情に前から惹かれていました。実際に見たことはないのですが、これをせっちゃん家の工作で作ってみようと思った次第です。

 せっちゃん家の工作は、貼り絵的なものが多いのですが、今回もその路線です。利用者の皆さんが簡単に貼るだけで、あの風の盆の風情を出してもらうことを考えて極力簡略化したパーツを用意しました(結構、試行錯誤しました)。出来上がったパーツは6種類。浴衣(和柄の折り紙で作りました)、編み笠、手、足、そして提灯、灯篭です。

 完成見本(私が作成)を見た利用者の皆さんも「きれい」「いいねー」と興味津々。それぞれに浴衣の柄を選んでもらい工作スタート。「工作は苦手だよ」と言っていた利用者が、制作に集中して一番早く仕上げるなど意外な一面も見せてくれるなか、踊り子や背景の提灯、灯篭の配置で個性も出て結構見栄えがするものが出来上がりました。

 さっそく、それぞれの作品を壁に貼ると、またいい感じ。風の盆の女踊りの艶やかさが部屋に溢れました。





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