運営協議会への出席要請届く!
こんにちは、富士市で地域密着型デーサービス「せっちゃん家」の開業を目指しています鈴木です。
運営協議会からの20項目にわたる意見書は、「脱衣所の確保は?」「衛生面での配慮は?」「植物を育てるスペースはあるか」など事業所設備面からの質問や、「家庭的な施設を強調するあまり、介護のプロとしての自覚を忘れないでほしい」「認知症ケアでは職員同士が情報共有して介護にあたってほしい」など利用者の心身の状況把握面での注文、非常災害や感染症への対策を問うものなど多方面にわたっていました。
なかでも「宿泊サービス」への問い合わせが印象に残りました。せっちゃん家では、利用者の家族が遠方での葬儀参列などのため突発的に家を留守にすることになった時に、利用者をデイサービス終了後もそのまま預かり、宿泊していただく夜間ケアサポートをサブメニューとして考えています。このことを開設計画書で触れていたために、これに対する質問がありました。
宿泊サービスは、ケアマネさんからも「助かります」と聞いていました。そのくらい需要があるのですが、国が宿泊サービスの実施にあたり防災面での設備の充実(スプリンクラーの設置など)を求めるようになり、泣く泣く宿泊サービスから撤退するデイサービスが出てきているのは承知していました。そのため、事前に介護保険課からも問い合わせを受けており、それを通じてスプリンクラーの設置基準(介護度3以上の人が利用者の半数以上を占める場合)などを確認していました。ですから、それを踏まえての宿泊サービスのメニュー化なんですが、そうした点の確認を改めて求めてきているようでした。
ともあれ、20項目すべてに回答をしたため、平面図と重要事項説明書の更新版とともに介護保険課に送りました。これにより、この意見書への回答や提出した資料を基に運営協議会での審査を受けることになりました。すると、時を同じくして、「その日は、当該申請者も協議会に出席して、質問に答えられるようにするように」と記された「出席依頼書」が会社に届きました。
「質問の内容は、法人の理念、運営状況、実地指導における改善内容、ケアの質向上に関する取り組み等、多岐にわたりますので事前に準備しておいてください」
出席依頼書に下線を引いて書かれた箇所を目にしたとき、緊張感がこみ上げてきました。
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