f-Bizさんで初面談

チアフル夫婦

2018年06月10日 17:46


 f-Bizさんへの初訪問は、短いものでした。受付の女性に「実は起業を考えていまして、何かアドバイスをいただければと伺いました」と来意を告げると、「わかりました。うちではいろいろな業種の創業をお手伝いしていますのでお役に立てると思いますよ」との返事。室内のテーブルに案内され、f-Biz利用の利点(登録免許税の軽減等)などの説明を受け、次回来訪時に経営アドバイザーのAさんと面談できるような手配をしていただき終わりました。それでも次の面談が決まったことで創業に向けて着実に小さな一歩を踏み出した感じがしました。

 約束した日には夫婦で伺いました。室内ではAさんがすでにお待ちになっていてくださり、共感を基調にした温かい雰囲気のなか、創業の動機、誰にどんなサービスを提供したいのか。どんな価値を大切にして事業を行おうとしているのかなど、創業に向けた思いを聞かれました。

私は、既にふれたように一人暮らしだった母親が認知症になり、その世話のために介護離職が現実になりそうになった時に近くのデイサービスに助けられたこと。それを機に定年後、自分たちもデイサービスを始めて同じように介護離職、老々介護で悩んでいる人たちの役に立とうとの思いが強くなっていったこと。幸いにも、母親の同居により、母親が住んでいた実家が空き、そこを使えること。その建物向かいの広大な農地が宅地分譲されることになり、その関係で前面道路が拡幅されて送迎車両の出入りにも支障がなくなったうえ、向かいの分譲地を入手できれば職員たちの駐車場にも困らなくなるなど、創業を後押しするように立地が好環境になったこと。事業所は民家なので介護事業所らしくなく、居宅の延長のような雰囲気を前面に出して“馴染める”サービスを展開したいこと。定年後の起業なのでガツガツと利益を追うのでなく、余力があれば職員さんたちの待遇改善を考え気持ちよく働いてもらいたいと思っていること。その職員は妻の人脈で同じアラ還世代の元気な人が手伝ってくれる見通しであること。冗談で、「事業所で老々介護だ」と話すが、実際には明るく元気な働き手による「朗朗介護」を実現しようと思っていること。そして最終的には、利用者はもちろん、その家族、働く人たち皆が明るく、元気に暮らせるような事業所を目指したいことなどを話しました。

 Aさんは、「高齢化社会で需要はありそうですし、事業のコンセプトもあらかたできているようですから次にもっと詰めていきましょう」と言ってくださいました。会社創業への本格的な作業が始まりました。

関連記事