まずは情報収集

チアフル夫婦

2018年06月06日 12:40

 こうして、「デイサービスをやろう」が二人の中で共通目標となったのが2017年末頃。来年8月にはかみさんが定年を迎えることになるので、9月以降のタイミングで開業にこぎつけられればと漠然とですがそんなスケジュールを考えるようになりました。

そこでまずは情報収集と思い、何気に入ったブックオフの福祉本コーナーで偶然にもうってつけの本、「介護ビジネス進出の実務と手続きのすべて」を見つけてしまいました。当然ながら、「これも天の配剤。ありがたや」と購入しました。

 この分厚い本は、色々な介護事業への進出をそのケースごとに指南してくれるためになる本でした。現時点(市への指定申請申請中)でも時々開いておりますが、その時点で了解した大事なポイントは、①デイサービスを経営するということは、介護保険から介護報酬の支払いを受けるということ。そのためには市に申請して介護保険の事業者として指定を受けなければならない②その申請要件として法人格が求められる③他にも指定基準があるので、不明な点は市の窓口の事前相談を利用してアドバイスを受ける。この3点。

 早速、市の窓口に該当しそうなところをネットで調べるとありました。「介護保険課」です。しかも、ちゃんと地域密着型デイサービスの新規指定申請についてなるサイトもありました。それを見るとまたまた大切なことがわかりました。指定申請を上げるとサービス運営協議会なるものが開かれ、申請案件を審査して指定することが決まるということ、そしてその運営協議会は二か月か三か月に一度しか開かれないということです。

じゃ、来年度はいつ開かれるの?と思ってサイトを確認したところ、それが出ていません。いや、出ていましたが、出ているのは17年度内、つまり3月までの予定だけでした。来年の9月に開業したい場合は、いつの運営協議会にかかればいいのだろう?「ここは、窓口に早速問い合わせだ」と思い、初めて介護保険課に電話を入れました。思えばこれが、この後、幾度となく連絡を取り合うことになる介護保険課とのお付き合いの始まりでした。

 介護保険課の職員さんは、丁寧に応対してくれましたが結局、「次年度の運営協議会の日程は未定」ということが分かりました。ただ、17年度の実績からして来年の9月に開業を予定するのであれば、5月、7月あたりの運営協議会に間に合わせなければならないと見当がつきました。

まだ時間はある。私は職員さんにお礼を言い、「また、相談させていただきます」と電話を切りました。しかし、心中では次なる具体的な目標が明滅していました。「法人(=株式会社)を作らねば」。

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