2024年04月09日

今年も花見に行きました!

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 今年の桜は開花が遅れてましたが、ようやく満開の時期を迎え、せっちゃん家も花見に繰り出しました。花見には不向きな雨模様の日が続き、この日も曇天でしたが、営業中に行くとなると「今日しかない」との判断で決行しました。場所は昨年同様、岩本山公園~龍巌橋です。

 「花見に行きますよ」と利用者の皆さんに声をかけると、「わっ、行こう行こう」と行く気満々です。寒さ対策の上着着用もさっさとすまして送迎車に乗車。道中では「さくら~さくら~」と歌を口ずさんでテンション上げ上げ状態でした。

 岩本山公園ではまさに桜が満開状態。歩行困難な人が多かったので車椅子に乗車して園内の桜を見て回りました。事業所の室内では居眠りしていることが多いのに、「わー。きれい」「見事に咲いてるね」など目を輝かせて嬉しそうに木を見上げて声を出していました。龍巌橋では車中からの花見になりましたが、岩本山とは違う川沿いに咲いた桜を堪能しました。

 皆さん、あら卒(90歳近く)の方ばかり。これから見る桜の回数の方が見てきた回数より少ない人たちです。「来年もまた花見にこようね」と呼び掛けに、「お願いします」と力強くうなずいてくれました。

  

2024年02月21日

自慢の手作りのレク道具!

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 デイサービスと言えば、レクリエーション。多くのデイで趣向を凝らしていると思います。私もそんな他所のデイのレク情報にアンテナを張り、大いに参考にして取り入れさせていただいています。そんな中で、レクに使う道具を手作りすることも多いのですが、その中で我ながら秀逸だと思った2作を紹介します。

 まずは、「ピンポンイン紙コップタワー」。紙コップをタワー状に重ねたものを的に、それにピンポン玉をテーブルにバウンドさせて入れる単純なレクで使う道具です。これを手作りしたのですが、初めて見る利用者は異口同音に「わー何これ?」と目を大きくして関心を示してくれます。製作時間は1時間くらいでしたが、自分で言うのもなんですが良い出来栄えです。実際のレクでも、利用者がより高得点のカップを目指してピンポン玉を弾ませてくれる姿を見せてくれるので作者も満足しています。






 次は「チーズボード」。これは既製品を見て、「段ボールとモズクカップでできそうだ」とひらめいて作った力作です。製作時間は1時間もかかりませんでした。適当な段ボールに9個の丸い穴を開けて、そこにモズクカップを埋め込んでボンドで固定。段ボールの上方角にフックを二つ貼り付けて完成です。遊び方は、ピンポン玉を入れたカップをフックにかけた2本の紐でつるしながら左右の手をうまく操って段ボールに開けた9個のカップにピンポン玉を入れていくというものです。紐を引く左右の手の操り方=巧緻性が試されます。そもそも多数でワイワイと言う性質のゲームでないので、少人数の時に挑戦してもらっています。皆さん急に無口になり、真剣に紐をに引いたり緩めたりして9個のカップにピンポン玉を運んでパーフェクトにチャレンジしてくれています。



  

2024年01月14日

新年を迎えました

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 2024年が始まりました。能登半島地震、羽田空港火災と日本列島は災害、事故の暗い年明けになりましたが、ここせっちゃん家はいつものように新年を迎えました。

 まずは新年の定番、「福笑い」で大笑いし、昨年の「せっちゃん家坊主めくりリーグ」の年間王者表彰式を行いました。福笑いは、久しぶりに童心に帰り、目隠しをして周囲の「もっと上」「右だよ」「下、下」「もうちょっと左」の声に従って「おかめ」「ひょっとこ」を完成させました。やっている最中からゲラゲラ、出来上がった顔を見てまた大笑いでした。



 「せっちゃん家坊主めくりリーグ」の年間王者表彰式では、新チャンピオンが誕生しました。一昨年までは、毎日やった坊主めくりの戦績を記録して年間王者を決めていましたが、これだと毎日通ってくる利用者が有利になってしまうことから、昨年は参加者全員が顔をそろえた日のゲームを「公式戦」としてその結果から年間王者を決める形に変えました。また、昨年まで二連覇していた方が入院で退所されたこともあり、新しい方が年間王者に輝きました。戦績は42勝。金メダルを首にかけられ、豪華賞品(志田農園のイチゴ)を手にしたAさんは満面の笑みを浮かべていました。





 代り映えのしない年明けになりましたが、今年は、せっちゃん家にとって富士市からいただいた指定期間(6年)の最終年になります。3月からは更新に向けたスケジュールをこなしていかなくてはなりません。

 「まだまだ頑張りますよ!」。新年に決意を新たにしております。今年もよろしくお願いいたします。  

2023年12月29日

感謝の豪華握り寿司!

こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 今年のせっちゃん家の仕事納めになる28日、いつもと違う光景がありました。年末年始の休業に入るために最終日は、振り替えで来ていただく人もありました。そこでせっちゃん家では、そうした利用者の一年のご愛顧に感謝すべく急遽メニューを変更、最終日の昼食は「豪華握り寿司」を皆さんに召し上がってもらいました。

 昼食で生もの系が出されるのが少ないので皆さん驚かれておりましたが、何よりウニ、イクラ入りの豪華な握りに食欲は大いに刺激されたようです。「美味しい。美味しい」と多くの人が満足されて、いつもは残すことが多い利用者も完食。せっちゃん家始まって以来の「全員完食」を達成しました。


 利用者あってのせっちゃん家。「一年利用していただき、ありがとうございました。また来年も元気に通ってきてくださいね」。 一年の感謝の気持ちをこんな形で表して、せっちゃん家の2023年営業は終了しました。皆さんよいお年をお迎えください!

  

2023年11月05日

運動会のシーズンに!

 こんにちは、富士市西部で地域密着型デイサービス「せっちゃん家」を営んでいる鈴木です。

 今年は11月になっても夏日が多くて、季節の移ろいをまだまだ感じることができません。でも、9月、10月と言えば運動会シーズン(昨今は5月あたりにやるところも多いですが)。せっちゃん家では日ごろから、運動レクリエーションはスタンダードなメニューとして行っていますが、シーズンにちなんでその中からいくつかをご紹介します。

 まずは運動会と言えば「玉入れ」。せっちゃん家ではカゴの代わりにポリバケツを使い、そこめがけて一人ずつ(最後は全員で)カラーボールを投げ入れてもらう方式で行っています。普通の玉入れは、カゴの高さが固定されていますが、せっちゃん家のカゴ(=バケツ)は4段階で高さが上がっていきます。肩や肘の関節がうまく動かない人もいますので、徐々に高さを上げることで順応してもらえればとの配慮です。最初は目線を下にして見ていたバケツが徐々に上がり、最後は見上げる高さになりますが、それがかえって意欲を掻き立てるのか、結構皆さん真剣に取り組んでくれました。


 次は、下肢の運動。せっちゃん家では体操から運動レクリエーションと一連の流れで毎日進みますが、運動レクで上肢、下肢、体幹のどこを使うのかで事前の体操も決まります。体操でストレッチよろしく体を柔軟にして運動レクに入る感じです。この日、下肢の体操をして挑んだのは「スリッパ飛ばし」。そう、誰もが子供のころ、「明日天気になーれ」と靴を飛ばしたあれのスリッパバージョンで飛距離を競います。足首、膝、股の関節をうまく連動させなければスリッパは遠くに飛びません。「そーれ!」と意気込むも全く飛ばなかったり、明後日の方向に飛ばす人がいる中、最年長で普段は歩行器を使うⅯさんが見事な足さばきできれいな放物線を描いていたのが印象的でした。本人曰く、「私、足が長いから」とのことでした。


 もう一つ。「おいで!シマエナガ!」。これは、種目名?だけでは何のことだかわからないと思いますので少々説明します。シマエナガのぬいぐるみをカゴに乗せ、そのかごに結んだ紐を手元の棒に巻き付けて自分の方に手繰り寄せるゲームです。紐を巻き取るために棒を一生懸命回しますので、自ずと手首の運動になります。競技性を高めるために、二人並んで「ヨーイドン!」の合図で一斉に巻き取るようにしました。「鳥さーん、こっちこっち」「早く来てー」と大騒ぎする人、ただひたすら黙々と紐を巻き取っていく人など色々ですが。シマエナガのかわいらしさも手伝い、そこそこ盛り上がりました。